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建設関連 IT <<Mail>>ニュース Vol.6 - Date : 2002/9/17 Tue
”月2回発行予定”
http://www.bpo.co.jp/itnews/index.htm
(上記アドレスで過去のバックナンバーと編集者の略歴を掲載しています)
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皆様こんにちは。建設関連 IT <<Mail>>Newsです。
毎日のように新聞を読んでいますと、不思議と「明るい話題」を探してしまいます。
その中では、9月10日の「H2A 3号機打ち上げ成功」の記事は久しぶりに技術
立国日本としては明るい記事でした。来年度からは宇宙開発事業団(NASDA)
から民間に移管し、商業衛星の打ち上げビジネスに参入するそうです。
ただし、世界の衛星打ち上げ市場で生き残るためには、コスト削減や能力増強
などの課題が残されているのも事実です。
商業静止衛星の打ち上げ数は2002年が32基で、今後数年は20基台で推移
すると予想されています。と言うことは、競争が激しくなるということですが、是非
頑張ってビジネスとしての成功もお祈りします。
[天神]
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【1】建設産業新聞
・丸の内にITモバイル地区
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【2】日経ビジネス
・CIO(Chief Informatino Officer)が企業を救う
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【3】KENPlatz
・建設分野の情報化現況調査2002
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【4】日本オフィス学会 オフィス論叢 No.3
・デジタルオフィスとナレッジマネジメント
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【5】アメリカの建設週刊誌 「エンジニアリング ニューズレコード(ENR)」
・リスクマネジメントツールがCDのトピックスに!
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【1】建設産業新聞 9/5
■丸の内にITモバイル地区■
三菱地所とNTTドコモは、丸の内再開発地区にて最先端のITモバイル地区
を創出するために共同検討していくことに合意した。
共同検討の内容は、モバイルプラットフォームの構築と、モバイルマルチメ
ディアシステムを利用したエリアプロモーションを予定している。
当面は、NTTドコモの第三世代通信サービスFOMAをビル内でシームレス
に利用できる環境を整え、504iシリーズの赤外線通信機能を組み合わせた
電子認証システムの導入にも取組む。将来は、電子チケット・電子マネー等
のシステムも構築する。
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【2】日経ビジネス 9/16
■CIO(Chief Informatino Officer)が企業を救う■
超一流と呼ばれる日本の企業であっても、CIO(Chief Informatino Officer
:システムを発注する企業の最高情報責任者)不在は当たり前、情報シス
テム構築は外部に丸投げがほとんどで、大抵は満足できるシステムになっ
ていない。
CIOの不在が惨事を招いた典型が、今春の「みずほ銀行」のケース。「起こ
るべくして起こったトラブル」と、業界関係者では言われている。
インターネットの急速な発達で、企業システムは外部ネットワークへ接続され、
ますます複雑になる一方で、しかも、情報システムは企業を効率的に経営す
るには不可欠なツールになってきた。
CIOとは、システムの最高責任者で、企業の将来ビジョンを見据えそれを具
体化するべきかを判断する。
既に米国では、企業も官庁もCIOの重要性を気がつき採用している。また、
民間ではCIOを経てCEOになるケースが急増している。
日本ではCIOの重要性に気づいている企業はまだ少ないが、一部証券会社、
スーパーなどでは重要性に気づき”強いCIO”をおく動きがようやく現れだし
ている。
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【3】KENPlatz 9/5
■建設分野の情報化現況調査2002■
(財)日本建設情報総合センター(JACIC)は、2002年に実施した「建設分野
の情報化現況調査」の結果を9月5日公開した。
調査対象は、建設会社1,700社と建設コンサルタント300社で、それぞれ647社、
128社から回答を得た。
調査結果としては建設会社より建設コンサルタントの方がIT整備が進んでいる。
主な数字としては、
◇電子メールの使用状況:「ほぼ全員が利用している+半数は利用している」
建設会社:約39% 建設コンサルタント:約81%
◇90%以上のPCを社内LANに接続している
建設会社:約30% 建設コンサルタント:約62%
◇過去ウイルスの被害にあったことがある
建設会社:約40% 建設コンサルタント:約50%
◇ウイルス対策を導入している
建設会社:約56% 建設コンサルタント:約78%
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【4】日本オフィス学会 オフィス論叢 No.3
■デジタルオフィスとナレッジマネジメント■
PWCコンサルティング(株)では、「知識企業」「最高の働き場所」という企業
ビジョンのもと、1994年より徹底的なペーパーレス化(デジタル化)と情報化
を推進してきた。
現在のデジタルオフィスとナレッジマネジメントの現状は、ペーパーレス化
(言い換えればデジタル化)としては、当時月1人1,600枚だった紙消費量が
約80枚にまでに激減することに成功している。これには、データベースの
構築・共有化、豊富に配備された液晶プロジェクターの貢献が大きい。1,650人
の社員に対して150台のプロジェクターが設置されている。会議には、プロジェ
クターを複数並立に設置したマルチスクリーンを利用し、一つに提案書を表示し、
次に議事録を表示する、会議中の議事録は終わるとすぐにメールで送信する。
オフィイス内でのマルチスクリーン環境構築はナレッジマネジメント推進を大きく
貢献している。
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【5】アメリカの建設週刊誌 「エンジニアリング ニューズレコード(ENR)」
■保証 リスクマネジメントツールがCDのトピックスに!■
補償を保証することは、業務によってはキイとなる問題である。
例えば、公共事業プロジェクトなどがそうだ。
2枚組のCD-ROM(いずれも無料)のコンテンツがこれをプレゼンの主題と
している。
一つは設計プロフェショナル向け、一つは請負業者向けである。
コンテンツは補償情報オフィス(SIO、Washington、D.C.)が作成したもので、
全米補償保証業協会、全米補償協会などがサポートしている。
音声によるプレゼンでは、
1)補償・保証の動き方
2)コスト
3)他のリスクマネジメント製品との比較法
4)請求に対する処置の仕方
などが解説されている。
CDは次のサイトで入手できる。
http://www.sio.org.
注)「補償の保証」については、建設業における「ボンド制度」を理解しておく
ことが重要である。これについては以下に紹介する本がある。1987年に出版
され、現在も刷を重ねている骨太の名著である。
著者:前田 邦夫
書籍名:プロジェクトマネジメント入門
現代アメリカ建設学
発行:開発問題研究所
発売:建設行政出版センター
補)CD-ROMはオーダーして二週間で届きました。
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= 編集後記 =
ご存知の皆さまも多いかと存じますが、日本経済新聞9月3日朝刊号の企業
ベンチャー欄に、「バスプラスワン 住商・カナックと提携 知識管理ソフト市場
開拓」という記事が掲載されました。
当日は、朝から電話が鳴りつづけ大騒ぎの一日となりました。
掲載後のトピックスを披露しますと、当日の会社ホームページのアクセス数が
通常の約5倍に膨れ上がり、その後3日間は約3倍のアクセス数を維持してお
りました。
また、驚いたことには派遣会社からの営業電話が6通ほどあり、お断りに総務
が四苦八苦していました。もちろん商品の問合せなども多くあり、新聞の威力
には関心したしだいです。また、ご関係者の皆さまからは、電話・お頼りを頂い
たり、誠にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
[天神]
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配信中止、配信アドレスの変更およびメールに関するご質問は、
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